
2025年3月28日 JS新技術Ⅰ類に選定
本装置はスクリーン径あたりの処理速度を従来装置の1.5倍以上に増加可能です。地方共同法人 日本下水道事業団と共同研究を実施し、2025年3月28日にJS新技術Ⅰ類に選定されました
本装置の構成・独自機構

凝集部、濃縮部、脱水部で構成され、それぞれが処理速度の増加に寄与します。特に脱水部では従来のスクリュープレス脱水機には必須であった背圧板を排し、新たに「後段軸」を設けました。この後段軸で含水率調整と脱水ケーキの排出(閉塞防止)を行います。

1.汚泥処理のライフサイクルコスト低減
本脱水機は、従来のスクリュープレス脱水機と同等の脱水性能(含水率、固形物回収率、薬注率)を有しながら、スクリーン径あたりの処理速度を増加できます。
脱水機本体を小型化できるため、建設費やメンテナンス費の低減が可能で、設置面積に制約がある処理場にも最適です。
2.運転操作性の向上
処理量と含水率の調整を独自の前後2段のスクリュー軸の回転数のみで調整できます。運転操作が直感的でわかりやすく簡便です。
3.低含水率脱水ケーキも円滑に排出
脱水促進のために従来は背圧板を使用していましたが、本脱水機では回転数可変の後段スクリュー軸を採用しました。回転数を調整することで、低含水率の脱水ケーキも円滑に排出できます。
4.AIによる運転支援機能を搭載(オプション機能)
ご要望によりAIによる運転支援機能を搭載でき、利用者のニーズに合わせた運転のサポートが可能です。過去の運転条件を学習することで、運転設定値の推奨値を出力でき、運転・監視業務の省力化、最適化ができます。

